礼金の意味

礼金もまた敷金同様、引越し時には支払うことが当たり前になっているお金ですが、敷金と礼金はその性格はまったく異なります。
前項で説明した通り、敷金は一種の保証金なので居住中に賃料の滞納などの問題が特にない場合で、家主が良心的である場合には退出の引越し時にはかなりの金額の返却が期待できますが、礼金は「部屋を貸していただいてありがとうございます。
」と言う感謝の気持ちをお金で表すものなので賃貸契約が完了して引越しして出て行く時も1円も戻ってくることはありません。
例え1ヶ月入居してみて自分の好みに合わないと言う理由で退去しても礼金は絶対に返ってきません。
歴史的な礼金の起源は終戦後の焼け野原で雨露をしのぐ部屋を貸していただいてありがとうと言う感謝の意味でお金を渡したのが日本における礼金の始まりのようです。
実際、敷金に関しては海外の賃貸でも同じような規定があるのが普通ですが、礼金と言いながら強制的にお金を払わされると言うのはあまり多くの国で行われていることではないようです。
そのため日本で暮らす外国人には礼金の説明が通じないため外国人に対しては部屋を貸し渋る傾向もあります。